Q:既存のメーカーはコスト削減の為に、石油の絞りかすからラウリル硫酸ナトリウムやプロピレングリコールを 製造していると聞きましたが、本当にそのような品質のものが使用されているのでしょうか?

A:下記URLをご覧下さい。
化学合成成分というのは、非常に高い純度を要求されます。一般的に、私たちが利用している
化学合成成分は、石油で最も沸点の低い(純度の高い)部分から作られています。
石油の絞りかす(一般的には重油)を再度精製して取れる量というのは、非常に少なく、そういった
物質から純度の高い化学物質を取り出す事は、石油から精製するより非常にコストが嵩み、現実的
ではありません。
重油からラウリル硫酸ナトリウムやプロピレングリコールを精製する施設を持つ会社は、海外も
含めて存在しないと思われます。

【石油情報センター・石油の精製】
http://oil-info.ieej.or.jp/cgi-bin/topframemake.cgi?ParaSession=OW1
【石油製品製造の流れ】
http://www.cosmo-oil.co.jp/kankyo/publish/sustain/pdf/data2004/04datap09.pdf

Q:NWの製品は、他社に比べて高品質な物を使用していると聞きましたが、本当でしょうか?
A:もしそういった高品質な成分が使用されているのであれば、その旨を告知する義務があります。
商品の品質については「特定商取引に関する法律等の施行について」の「法第6条第1項の解釈に
ついて」の9ページにて

『商品の種類及びその性能若しくは品質又は権利若しくは役務の種類及びこれらの内容」に於いて、
「根拠もなく商品の品質等について公的機関から認定を受けているかのごとき説明を行うこと等は、
本号に関する不実の告知に該当するといえる。例えば事実に反して、使用する耐震補強金具が高性
能なものであると告げることや、「ウチは材料の質も、仕事の質も他の業者と違う」と告げることは
本号に該当する。』

とあり、成分・品質が違う等の話を行う際は、その根拠を明示しなければならないと規定されており、
これを行わない場合は「不実告知」に当たるとされています。
ニューウエイズジャパンインク社がそのようなアナウンスを行っていない以上、これらの事は不実
告知にあたります。

Q:ジョージア大学のキース・グリーン博士の論文で「ラウリル硫酸ナトリウム」は皮膚から吸収され、 体に蓄積して癌の元になると聞きましたが、本当でしょうか?
A:ラウリル硫酸ナトリウムは、十分に安全な成分である事が確認されており、日本では厚生
労働省の指針に従って、安全な濃度で様々な日用品に使用される事が認められています。
キース・グリーン博士の論文はこちらの事だと思われますが、ご覧の通りそのような
研究結果とはなっておりません。
また、グリーン博士自体も、その話がNWDTに利用されている事を大変遺憾に思われているようです。
こちら の記事によると、誤った解釈であると書かれています。
これらの事から、その話は根拠のない言い伝えであると思われます。

なお、キース博士を初めとして、海外の論文を購入する事が出来るサイトがありますので、
情報の信憑性を確かめる為にも、購入を検討してみるのも良いでしょう。
下記URLは、該当のキース博士の論文です。

【PubMed・Lens Eye Toxic Res. 1989;6(1-2):37-41】
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=2488029&query_hl=1


Q:プロピレングリコールが癌の元であると聞きましたが、本当でしょうか? またドイツでは使用禁止物質という事ですが、本当でしょうか?
A:プロピレングリコールも、国際化学物質安全性カード(ICSC)で安全な成分である事が
確認されており、保湿剤などとして餃子やジャム、チーズなどの食料品にも利用されています。
国連分類でも「危険物に該当しない」となっているだけでなく、血中半減期は僅か4時間ほどで、
殆ど毒性はありません。
ラットやマウス、イヌへ2年間の長期混餌投与試験でも、腫瘍形成などはみられないなど、
非常に安全な成分です。

【石油化学工業協会・製品安全データシート・プロピレングリコール】
http://www.jpca.or.jp/61msds/j7cb39.htm

またドイツでも使用禁止になってはおらず、一般的に利用されているようです。
ドイツで使用禁止になっていない証拠として、こちらのドイツ連邦食料農林省の規制物質の
項にプロピレングリコール(プロパンジオール)の名前が無い事が挙げられます。
なお、ドイツで使用制限がされている成分については、下記URLから、日本語で書かれた
規制成分に関する資料を入手する事が出来ます。

【社団法人 日本化学物質安全・情報センター(JETOC)発行の資料概要一覧】
http://www.jetoc.or.jp/publist2.html

さらに2ちゃんねるベンチャー板のNWスレッドpart21の>>670にて学徒氏が、ドイツ化粧品・
洗剤産業協会へ問い合わせたメールによると、やはり同じように、ドイツ国内でも使用されている
というお話でした。 参考までに、こちらをご覧下さい。


Q:NWの製品は低分子化されていて、吸収率が98%と非常に高いと聞きました。
A:まず、成分の低分子化などという事はあり得ません。
一部、高分子ポリマーやペット素材(ペットボトルの原料)などでは可能な技術ですが、分子量は
成分に対し常に一定で、一般的には分子量が変われば、物質そのものが全く別の物となります。
次の引用サイトを見れば、如何にそれが不可能な技術であるかがお判り頂けるかと思います。

【原子量・分子量・物質量】
http://www.e-t.ed.jp/edotori3904902/
【物質量】
http://kminami373.hp.infoseek.co.jp/webkagaku/1menu/bussituryo.htm

ネットで検索してみると、低分子化を謳ったコラーゲン商品などが見つかりますが、
それらのサイトは微粒子化を低分子化と勘違いしているようです。
ちなみに微粒子化は一般的に食料品にも使われている技術で、特に珍しい方法ではありません。
また、吸収率が98%というのも、検証結果の裏付けのない話ですので、信用しない方が良い
でしょう。
もしそれだけ高い吸収率を誇る製品があるのなら、脂溶性ビタミンなど、必要以上に摂取すると
害になる成分すらそのまま吸収されてしまい、健康へ悪影響が出る可能性が心配されます。
98%という具体的な数字が示されている以上、動物実験あるいは人間の臨床実験等、比較となる
研究結果が存在すると思われますので、それらの証拠を提示する事を求めるべきです。
根拠の提示義務は特商法でもきちんと明記されています。









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